※ 2020年の12月 ※
12/25 秋田5:27発 普通 弘前行
________オタクの朝は早い
というかこの列車に乗らないと目当てのキハ40に乗れないのである
嘘、6:15発でも乗れる
余裕持って出迎えたいのと、買い物がしたいのと、どうせ早起きするなら変わらないから始発にした
この月の12日から新型のGV-E400が投入され、程よい時間の東能代10:59発の便は新型
前は東能代5:17発 (無理)
後は東能代16:33発 (無理)
絶望的に本数の少ない五能線ヨンマルに乗るために結局は早起きせざるを得なかった
数少ない学生の客を乗せ、次第に白みゆく空と701系のモーター音、熱すぎるヒーターに腿を焼かれながら北へ進む
これはこれで悪くない
701系を楽しめない人間は損してるよ
そうして夜が明ける頃に目的の始発駅、東能代へ着いた
ありがとうございました。(※個人の感想です)
貼り紙に完全同意と感謝しつつ酒とつまみを買い込む
これで準備は完璧
海側が窓の多い方になっていて多少の配慮は感じ取れる
鉄道の栄華を残すように並ぶレールの奥に、住み慣れた家から出勤を待つ旧顔
といってもこれに乗るのでなく、岩館始発の折り返しなんだけどね
新顔と能代で交換し、やってきた今日の目的
弘前方から
48-1520
48-520
40-521
の3両編成
サボ交換も、もうすぐ過去の光景になるのか
普段着に華を添えるサボを身につけて出発の準備が整った
デッキ付き、ズラリと並ぶボックスシートも寒冷地ならでは
国鉄型ボックスシートからしか得ることのできない旅情を早くも致死量摂取する
7:23発 定刻通り、東能代を発車した
走り出して数分、バスケの町 能代へ
八峰町の八森駅(ややこしい)の辺りから車窓に日本海が広がり始めた
絶景
先頭のキハ48-1520は貴重なタブレットプロテクター付き
他にキハ40-522が装着していたらしい
よくこんなの付けた車体が令和まで残ってたもんだ
行き違いのため、岩館にて小休止
しばしの撮影タイム
パラパラとオタクが外へ出てくる
48どうしの妻面
普通車ならここが最期
鯵ヶ沢からの列車と行き違い、
オタクを回収して出発
この辺りでカパッ
これのためにここへ来たのである
あぁぁぁぁぁぁぁぁ
朝からアルコールと暖房でポカポカ 気分がいい
たまらん
深浦にて再度小休止
今度は新顔の快速と行き違い
景色は変わらねど車体がその景色に馴染むまではどのくらいかかるのかな
個人の気持ちの問題か
雪のチラつく深浦でも撮影タイム
……世代交代なんだなぁ
こんな景色がずっと続く
鈍行でも、リゾートしらかみでも、国道101号でも
どれでも景色の美しい土地だと思う
冬の暴風を知らないから言えることか
既に五能線も3回目の乗車だったりする
この後バイクでまた訪れることになるのは別の話
数分あれば外の空気を吸いに出るのよ
楽しい旅行はJR東日本で
隠された裏には喫煙があるのかな
昭和の車体に平成の名残も感じる
鯵ヶ沢から内陸へ入り、客も増えた
東能代から約3時間半
ダラダラと過ごすだけが目的だったのでガツンとした感動や記憶はないものの、そういうものが鈍行の良さなのかもしれない
弘前まで乗り通してもいいけど冬のりんご園を眺めても飽きが来そうだし、冬の津軽なら乗らねばならない列車がもう一つある
ということで五所川原で下車
長くなったので一旦終わり