片隅旅記

独り言をスマホからポチポチ片隅に置いておきます

2025年、終わり良ければ全てよし⑦

 

早くも2026年が半分近く過ぎ去ってるという現実。

なんだかんだで半年以上どこも行けてないからまだ2025年ということにしておく。

 

 

 

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2025/11/8

澄み渡る三瓶山の麓からおはようござい。

 

朝から石見銀山に寄ろうとしたものの、思ってた以上の広さに諦めてこちらへ転進したとこだ。

翌日は雨予報だったので少しでも秋晴れは堪能したい。

 

温泉津の宿の前で「お互い良い旅を」と挨拶を交わしてタクシーに乗り込んでいったマダムお2人。

石見銀山観光が目当てだったようでここで追いついたものの、ノープランのこちらはバイクから降りることもせず会釈のみ交わして立ち去り。

ノープランが故にとっ散らかった行程になりがちなのよね。

半日潰すつもりのメインに据えて、また来ねばならない。いつもこんなんばっか。

この日の朝はまさに秋晴れという言葉が合う心地よい天気。石見銀山を流したことで生まれた余裕もあり、軽く三瓶山を一周することにした。

 

左目に三瓶山を入れつつ半周。リフトがあるとの看板を見つけて吸い込まれる。

11月初旬は中国山地の紅葉にはまだ少し早かったが、山の上ならしているだろうと判断したのだ。

 

昔スキーをしていた頃以来のリフトだな。とチケット売り場へ足を運ぶ。

ん、思ったより高いな。

まあここまで来ておいて引き返す選択肢はない。

歩いて下山もしゃーないし、リフトは下山向きの方が開放感あって好みなのでもちろん往復。

 

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晴天の休日ともあってそれなりの客足。

 

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滑車を通過する時のンテンンテンンテンンテンってなるやつ、すき。

爽やかな石見の秋風を頰に感じつつ15分弱ぐらい。

 

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穏やかな山々が開ける。

大平山のてっぺんになるここでも標高900mないらしい。

中国山地って低いんすねー。

穏やかな風景とそよ風が心地いい。

 

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色づき具合は……🤔

まあ天気もいいので………ヨシ!

 

男三瓶、女三瓶、子三瓶、孫三瓶

声に出して読みたい地名だなって。

こさんべ。まごさんべ。

 

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まごさんべ。とかの方まで歩くと長くなるし、景色にも満足したのでさっさと下山。

手軽に山を楽しめるリフトはいいね。

下りリフトの景色もまた一興。

それなりに満足。

 

 

一旦この辺で。

 

 

2025年、終わり良ければ全てよし⑥

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石州の町並みは夕陽に映える。

 

因原から県道を気持ちよく流して30分ほど。

低山が基本的な中国山地は奥深くであっても道が網目のように繋がっており、昔からの往来がそのまま県道に昇格しているのだろう。交通量の少ないワインディングを楽しみながら真っ直ぐ目的地へ進むことができた。

 

この日の泊地は温泉津温泉。

国道から交差点を入って少し。

夕方の淡い光に包まれた温泉津駅を横目に、角を曲がると穏やかな海が迎える。小さな港が現れると温泉街だ。

 

遠征では少なくとも一泊は贅沢に温泉を愉しむのが自分流。石見の奥地には名湯が沢山あって泊まりたい宿は幾つもある。

残念ながら1人は受付無し/受け入れ組数少数/宿泊不可etc…直近に行程を決めていくタイプには少し厳しいとこがほとんど。

だから大きめの温泉地である温泉津に仕方なく……とはならないのが温泉津の強さ。

 

 

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宿泊は2回目の輝雲荘。

お値段ちょっと張るのはやむなし。

畳敷の館内が好印象だったのでまたここにした。

公衆浴場が近いのもポイント。

バイクは屋根下駐輪させて貰えるのも嬉しいサービスだ。

内湯は源泉、露天は沸かし湯なので夕食前に体を洗って内湯で温まる。

 

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食事も部屋食で暖かいものは暖かく。レベルでトータル星4ってとこか。オススメしても良い具合。

 

お酒も飲んで、ここまでの天気に感謝しつつ美しい風景を反芻しながら畳に転がる。

 

気持ちいいねぇ〜〜〜〜

 

おっとこのまま寝ちゃいかん。

温泉津へ来たなら公衆浴場へ向かわねば。

 

 

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薬師湯

 

ここは夜に訪れるのがいい。

 

熱く濃く深い湯にどっぷり浸かる。

 

あ゛ぁ ーーーー最高

 

指先までビリビリ熱くなる。

 

 

夜なら空いてると判断したであろう数人が、湯壺へ煮詰まって上がってを繰り返し、2〜30分。

皆と同じように営業終了まで粘ってから上がった。

 


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秋の夜風が涼しい。今日もいい日だった。

 


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寒さに震えながら草履をカラコロ2分ほど。

 

朝は元湯へ。

 

こちらは朝6時から営業している。

薬師湯より濁りが薄い分、より熱く目を覚ます朝にぴったりの湯だ。

 

既に数人が狭い湯船を譲り合うように浸かっている。

軽く会釈をしてから一番温い湯へ。

掛け湯をして真ん中の湯へ。

 

開いた窓から降り注ぐ朝の風が気持ちいい。

 

30分ほど浸かって休憩してを繰り返す。

 

そろそろ朝食の時間かな。

さてそろそろ一番熱い湯へ。

 

身を沈める。

あッッッッッッッッつ

我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢

 

ん〜〜〜〜〜〜無理!

 

 

 

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さっぱりしましたーありがとうございましたー

おばちゃんに挨拶して宿へ戻る。

源泉は化粧水にもなるとのことで、小さいジップロックを一つ記念に貰う。

 

ほてった身体に冷たい朝の空気が気持ちいい。

そろそろ朝食の時間。

今日もいい日になりそうだ

2025年、終わり良ければ全てよし⑤

 

江津市内を彷徨う。

なんとなーくで右折したら間違ってるし、間違ったまま数キロ走るし、引き返して正しい方向行ったら住宅街の細い路地に迷い込む。

そうこうしてようやく正解の道へ。

歩いた時の記憶を頼りにしたら記憶と全然違う。

 

 

 

 

 

そりゃそうだよな。7年以上も昔のことだもん。

 

 

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そりゃそうだよな。7年も経てばこんなに草に埋もれてしまうよな……

 

 

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↑2018/2

 

江津本町駅

 

流石に唖然として声に出た。

時期が違うのもあるだろうがジャングルと化した駅に「本町」の雰囲気を感じることは到底難しい状況になっていた。

初めての一人旅の目的に選び、廃止になる前には未訪問だった駅をバスや徒歩を駆使して回り切った思い出の路線。そりゃ7年も経てばこうなってるよな。

 

 

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↑2018/2

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↑2025/11

 

記憶と雰囲気も変わらない道を、今度はバイクに跨って逆向きにのんびり進む。

7年前は逆方向を川平駅から江津駅まで歩いている。

 

バイクで再訪するなんてその頃には微塵も考えていなかったな。

でも細い道と並行する路線故、小回り効くバイクは駅巡りにもってこいだ。

 

あれだけノロノロ荷物背負って歩いた道も、原動機があると速い速い。

左岸側が開け、畦道をノソノソ進むと草むらが現れた。

 

 

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↑2018/2

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↑2025/11

 

千金駅

 

現役時から極めて乗降の少なかったであろう駅。

ちなみにそれぞれ1.2枚目は大体同じ向きを撮影している。

綺麗に刈りそろえられていた生垣は自由気ままに伸び尽くして何が何だかさっぱり。

バラストがそのまま葛に化けたかのようにモリモリしている。

駅が営業するということは誰かが維持していることで、それがやめられると自然は強く飲み込んでしまうのを江津本町と合わせて実感。

 

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↑2018/2
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↑2025/11

 

2018年に望遠で撮った踏切。2025年はその踏切跡地から同じ方向を撮ってる。

 

 

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↑2018/2
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2025/11

 

川平駅

 

千金駅と対照的にこちらは廃止前よりも手が入っている。水害を機に移転した住宅もあり、むしろ現役感ありあり。

と言えど桜の大木は樹齢だろうか伐採され、水害から守るための嵩上げで風景は変わっている。

駅舎と立体地図が変わらず三江線の歴史を伝えているようだ。

 

 

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↑2018/2
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2025/11

 

川戸駅

 

こちらは何も変わっていない。

ほとんど綺麗に残ってる気がする。

駅前通りから見える駅舎も何も変わってないんじゃないかってぐらい。

レールカートをたまに動かしているようで、線路も綺麗。駅前旅館もあって、接点としての「駅」として存続しておりとても好みだ。

各駅とも個性が出ますな。

 

 

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↑2018/2

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↑2025/11

 

田津駅

 

廃止前は駅前に民家があったが、基礎を残して消失。狭いホームも草に埋もれてる。

空しい。

 

 

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↑2018/2
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↑2025/11

 

田津と石見川越の間にある小さい橋。

7年前はここも逆向きに歩いていて、何故か写真を撮った橋だったり。

ふと撮った写真も、後から見返せば大事な思い出になる。

 


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↑2018/2

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↑2025/11

 

石見川越駅

 

郵便局と並んで駅舎のあった駅。

駅舎のあった場所は草むらへ。郵便局は変わらず営業中。利用者はいるのかな。

 

 

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↑2018/2
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↑2025/11

 

三江線を三江線たらしめていたモノの一つが陸閘門だろうか。荒川とか淀川とかにもあるヤツが三江線にも何ヶ所かある。

江の川から家屋を守るために少ない平地には大きな土手が後から築かれ、そこに元からあった三江線は線路を付け替えせずに閘門を設置して川沿いと集落を行き来していた。

今では全てが閉ざされるか撤去されて土手になっているのだろう。ここもその一つだ。

 

 

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↑2018/2

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↑2025/11

 

鹿賀駅

 

2018年の時に朝一番に降り立った駅で、午後にもう一度降りていた。

なんの特筆も無さそうな駅だけれどもすぐ横の橋を渡った国道横にコインレストランがあり、ラーメンとうどんの自動販売機が現役で稼働している。午後に降りたのはそこを利用するためだった。

飲食店の少ない場所故にありがたかった記憶。今回は夕方だったのと時間に追われていて残念ながらスルー。次まで残っていてほしいね。

 

 

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↑2018/2
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↑2025/11

 

三江線は因原駅を前に濁川を渡る。往時は嵩上げされた土手に陸閘門を設置していたが、今では橋脚ごと撤去され、土手も埋められている。

 

 

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↑2018/11

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2025/11

 

因原駅

 

この日最後の立ち寄り駅。その名も三江線運輸という輸送会社の本社になっているようで、現役時から半分は事務所になっていた。

今では待合室も事務所に組み込まれており、駅前も事業者の管理下っぽい雰囲気。

 

立ち入り禁止と書いてあったか見てないのでセーフかな?とモソモソしているとやっぱ声かけられますよねぇ。

ということでバイクについて談義。怪しいモノじゃあありませんで。まあ11月の平日に遠征してたら怪しいか。

 

なにより消えていくものも多い中で、残ったものを利用して維持してくれるのは嬉しいことですな。

 

 

 

 

ここで残念ながらそろそろ時間切れ。キリが悪いがやむなし。そろそろ泊地へ向かわにゃならん。

 

広い土地が少なく江の川を挟んだ位置に国道が通る三江線は、大きな災害が再び起きない限り整地される場所も少なくこの先も現状を維持する区間が多いような気がする。

有志によって綺麗に維持され続ける駅。自然の回復に任せるままの駅。

次はどんな風に変わっているのかな。

また来るのが楽しみだ。

 

半日を振り返り、因原駅に隣接している道の駅でルートを確かめ直してから宿へと向かった。

 

 

ミニ逃避行

 

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あーーーー、そういやIC使えないんだっけ

使えるのもう片方の路線か

 

路線図を見上げて小銭を投入

面倒になって上着を持って来ず、スウェット重ね着した体が冷える

 

帰宅ラッシュの電車は転換クロス

窓側が埋まり仕方なく扉横に立つ

 

地方主要駅発の電車は各駅で乗客を下ろすも座席がドッと空くことはない

 


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約30分

結局座らず目的の駅に着いた

 

減った帰宅客と共に雰囲気ある改札へ、先ほどのエドモンソン券を入れる

 


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歩道の無い道をさらに5分

ミニ逃避行の目当てに着いた

 

ホームページを再び確認

やってる…よな?

 

引き戸を開け、予想通り夕食時でやや忙しそうな仲居さんに声をかける

奥には浴衣を纏った宿泊者の姿

非日常の空気感を少しだけ味わいつつ、料金を支払う

荷物の預かりまですみません手間かけます

 

 

体を軽く洗い、熱めの湯船へ身を沈める

もちろん独泉

 

うめき声のような、「あ〜お」を混ぜたような声が狭い浴室に響く

声を出した方が気持ちいいんですよ

 

塩素臭い湯にばかり浸かっていた体がリセットされる

冷え切った体の末端がジンジン温まる

これよこれよ

 

ジョボジャボ湯船に湯が注ぐ音と、時たま裏を走る電車の音が響く

体を洗い直し、再び湯船に沈む

 

 

 

 

脱衣所の時計を確認

そろそろ上がらないと

 

なぜかこの時間だけ、上り電車の時間が開く

少し物足りないが、これ以上茹蛸になってもいられない

体を拭き髪を乾かす

 

忙しい時間帯にありがとうございましたー

気持ちよかったですー

 

 

 


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冬の夜はすぐに体を冷ます

駅に着く頃にはすっかり冷えてしまった

自販機で買ったMATCHを飲みきれず鞄にしまう

どこから帰るのだろうか、通勤客もいる

程なくして上り電車がやってきた

 

 

日常と非日常の隅っこをミニ逃避行

気分転換にはなったかな

2025年、終わり良ければ全てよし④

 

陰陽連絡線。

 

陰と陽を橋渡しする路線として智頭急行伯備線山口線が挙げられると思う。

過去には木次線因美線に急行が数本ずつ走っていた頃もあったらしいが、今や見る影もない凋落ぶり。

鉄路が目指したあみだくじのような陰陽連絡の夢は、鳥取道・岡山/米子道尾道/松江道、そして広島/浜田道に形を変えて安心して快適に、速く陰陽を結んでいる。

 

大きく3本ある陰陽連絡道の中で、唯一鉄路が対称となる路線を造れずに夢に終わった路線があるらしい。

今回のツーリングの目的の一つとしてその夢のカケラを見に行った。

 

 

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お昼時。

 

益田から浜田へのんびりバイクを転がし、浜田に道の駅あるしそこでお昼ご飯かな〜♩などと気ままに走らせていた結果、道の駅は自専道にあることを知らず旧道へ入った結果見事に通り過ぎたのだ。

で、目的地までの道すがら見つけた個人ラーメン屋に入った。

チャーシュー甘めでトロけて美味しかったな。ぐらいの感想しか覚えてない。

ごめん。

 

 

ぐーぐるマップで印付けた場所を記憶して、地図で大雑把に把握してその地点を目指すのが自分のスタイル。

走りやすい県道を進んでいるとソレとなくソレっぽい地形改変を発見!ウオオオオの声と共に坂を降りる。

 

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ほぅ…………………

 

これが"夢の跡"ですか………

 

地方でよく見かける堀割りとそこから口を開けるトンネル。

ここに限らずご丁寧に看板まで立っており、時たま整備もされているのか全体としてよく残っているようだった。

 

風のみを通す金網から振り向くとこの先もずっと続くようにも感じてしまう。

が、旧線としては、あと数百mの地点で石見今福駅が設置。新線としても、もう一つ先の旭町駅が設置した辺りまでしか建設は進んでいなかったらしい。

 

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ここが夢に終わってしまった物悲しさの一つとして、新線と旧線の二つの存在があると思う。

 

そのどちらもが二度の建設中止により結ばれず、今は軽トラのためにより細やかな地区内交通のみ役目を果たしている。

壊されず、埋没せず、小さな役目と物好きのために生き続けているのは多少なりとも路盤としては幸せなのかな。

 

 

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さて、ここに来たのであれば一番見るべき場所がある。

先ほどの今福駅から浜田方へ、県道を快適に流して数分、最近増えてるラウンドアバウトの交差点から旧線の廃線敷を走る。

軽自動車か二輪程度の幅なのでそれ以上なら田んぼの方から回るとトイレのある休憩所に駐車できる。

軽以下なら多少の土道を許せば見るべき場所まで行けなくもない。

 

これはその見るべき場所の始まり。

唐突に旧線が寸断されると目の前に現れるのがこの橋と立派な築堤。

写真で言うなら右手前方向は植林地の山があり、未成であることを痛感する風景が一気に広がる。

 

手前にバイクを停め、築堤を進む。

ここも整備されていて、怖いのは熊ぐらい。ニュースで連日放送されている頃だったので、ビビり倒しながらキョロキョロ見回して音を出して進む。

近隣住民の方、不審者出没させてごめんね。

 

 

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築堤を少し進むと片側は擁壁になる。

そしてその反対側には怪しい曲線を描く路盤。

ここが旧線と新線の重なる場所。

あまりにも道路でよく見る風景なのに、未舗装で線路分の幅しかないことから鉄道由来と判断できる。

 

 

そしてその新旧が重なると

 

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第一下府川橋梁

 

旧線と新線、どちらも未成線に終わった橋が並んで架かる。

道路ではありふれた風景。ただし道路なら現役の橋が存在していることがほとんど。

しかしこの鉄道橋には現役になる新橋は存在しない。

現役であったことすら無い。通すべき場所まで繋がったことすらない。

 

 

 

 

 

三江線・広浜線・岩日線

 

広島周辺から島根西部を連絡する路線が三本。

繋がったのは一本。

今も繋ぐのは0本。

 

どこも均等に、立派な路盤が建設され、どこも不十分。

繋がった三江線もその線形と経由地のために陰陽連絡を果たさなかった。

 

部外者としては広浜線にのみ資金を注ぎ込み、今でも使える幹線にできなかったのものかと残念に感じてしまう。

 

結果論でしかないし結果として今でも使える路線であるかは分からないんだけどね。

 

それでも夢見ちゃうよね。

ここをキハ187がカッ飛ばして結ぶ姿を。

 

 

 

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俺が!今福線だ!!

 

旧線の方はかなりよく残っていて、蛇行する下府川に沿って何度も橋を渡る。一つ一つ写真に収めるのが面倒になるぐらいだ。

大きな水害が起きなければ桁が落ちることもないしこの先もずっとここに残りそうな感じ。

 

 

 

鉄路としての夢は果たせなかった広浜線も、先述でご存じの通り、浜田道でより便利に広域へ結んでいる。

結べなかった鉄路も、結べなかったことに活路を見いだしたことで、何もないよりも少しでも物好きを集めることができているようだ。

 

夢に終わった路線は役目を終えた路線より、良くも悪くも夢が膨らむ。

そんな印象が残った路線だった。

 

 

2025年、終わり良ければ全てよし③

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朝焼けの萩から1日が始まる。

普段の生活よりも遅い朝日を待ち、結露に濡れるタンクを拭いて、エンジンかける。

 

まったく観光もせず、居酒屋と寝るのみとなってしまった萩もまた来ないとなーと思いつつ国道191号を東へ。

偉大なるローカル線でも指折りのローカル区間であるこの辺りは、主要な広域網からも外れて交通量も少ない。エンジンも心も落ちついて流せる特に美しい区間だ。

 

 

しばらく沿った海岸線からひとつ、峠を超えると須佐町に降り立つ。名の通りスサノオノミコトが由来らしく、神話の国が近いことを実感する。

 

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入り組んだ須佐湾は穏やかな朝に包まれていた。

特にここは満潮になれば道路と海面がギリギリになるようだ。

日本海側でもこんな風景があるんだねぇ

 

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ちょっとおいしそう?


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先ほどの穏やかな湾の裏側、須佐といえば!

そう、声に出して!須佐ホルンフェルス

 

変成岩地形の広がるこの一帯で、海蝕で出てきたのがこのシマシマらしい。(wikiしらべ)

地形の名所に寄る割にその辺詳しくないので気になった方は声に出しながら調べていただき行ってみてほしい。ホルンフェルス。

 


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ホルンフェ………🐻

どうも地形に詳しいクマも訪れるらしい。

お気をつけて。

 

 

 

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ふらっと入り込んだ旧道。

 

土木の力で安全に快適に結ぶ現道も、険しく美しい風景の旧道も、それぞれの楽しさがある。

ここは旧道がいい。

今は散歩道のような扱いの道でも過去はここを通るしかなかった頃もあったのかな。

遠くに見える広い浜が見えた時に昔の人はどう思ったのだろうか。

少し断崖の風に吹かれてみたり。

 

 

 

原動機付の二輪で走る楽しさが北長門にはある。

まだまだ味わえてないなぁと、後ろ髪を引かれながら益田へ向け、現道の流れに混ざった。

 

2025年、終わり良ければ全てよし②

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こんにちは九州。おやすみ九州。さよなら九州。

この速度感で下関へ転身。

ルートインの無料朝食を蹴ってまで突撃。

 

道路用の関門トンネル埃くっさ!あっつ!交通量多!下関側複雑すぎ!どこ曲がりゃいいの⁈⁈⁈

 

テンション上がるままに下関側を彷徨い、目の前に現れた関門大橋に再びテンションカチ上げ漁港へイーン。

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パリっとした刺すような秋の空気に流れゆく海と車たち。大橋が跨ぎ駆けてゆく海の風景にしばし見惚れる。


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朝から定食ドーン💥

 

 

ふぅ………

これよこれよ

これが勢いと金に任せる初動の楽しさよ

 

 

 

あとはダイジェストで

 

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本州最西端。廃棄物処理場が隣にあるし目の前に蓋井島があるのでは端っこ感薄め。

 

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角島大橋。ここは…まあ、そうね。

観光地ですわ。

 

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油谷湾山口県内の山陰側は海岸線が入り組んでいるので穏やか。

山口のガードレールは黄色いと聞いており、実際にそのようだった。が、すべてが黄色い訳でもなくチラホラ白いのもあるのね。

 

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お昼は長門温泉にあるお店で瓦そば。まともに山口を観光するのも初めてなので最初ぐらいは食さねばね?

瓦でパリパリになった麺と味変が美味しいし、味変も楽しい。瓦からポロポロ錦糸卵が落ちるのはご愛嬌といった感じかな?

 

各観光地へアクセス良いのもあってか温泉街の雰囲気もよく、宿泊できるのならまた来たい場所ですな。

 

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そして目的の一つ、秋芳洞へ。穴があったら入りたいお年頃ですからね  (?)

下調べということをろくすっぽしてない最近。秋吉台の辺りに穴が3つほどあるのをここで初めて知る。また来る理由ができるのもざつ旅のご愛嬌というわけよ。

 

もちろんカルストロードも走り抜ける。

駐輪場探しに迷ったり、洞窟じっくり見学しすぎたりで夕方になり、写真撮れるような場所も見つからず。

 

ということで数少ない下調べを行った場所へ舵を切る。

 

 

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ええじゃないですの………

秋吉台かんぜんにりかいした。

 

どうも県として道路整備を目指していた頃があったのか、各方面から県道が秋吉台へ向けて伸びている。その一本を進んだ先が正解だった。

 

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夕陽に照らされた起伏のある荒涼とした風景。水の流れない地形これこそカルストなんだなぁとぼんやり考える。


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結局日没まで30分ほど滞在。

実質初の山口を贅沢に終えて、全てよしといった満足感に包まれながら秋吉台を後にした。